昭和４６年に「協同組合尾道総合卸センター」として設立されて以来半世紀、当組合は商都尾道の担い手として、多くの企業とともに５０年歩んでまいりました。
この間の日本経済は安定した成長期があり、バブルの崩壊とこれに続く長い低迷がありました。デフレ経済の長期化や少子高齢化の進展もあり、卸売業を取り巻く経済構造は大きく変化し、卸の事業形態はますます多様化していきました。
こうした変遷の中、当組合は困難な課題を克服しながら多くの事業に挑戦し、成果を上げてまいりました。
近年には、全国的な卸売業の減少や都市の空洞化傾向を受け、団地をより多様な事業所が立地できる開かれた街を目指して、事業環境の整備を進めてまいりました。その結果、団地内の活気も維持され、組合会館の移転新築等も行い、安定した体制で今日を迎えることができました。
情報通信技術の進展により地理的な制約が薄れていく今日にあっても、この地の歴史に抱く誇りと組合員同士の絆は変わることなく、この組合を、この街をかけがえのないものとしています。
そして今、私たちは「人と環境にやさしい 活力あるまち」の形成に向けて、新しい一歩を標そうとしています。